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カスタムできないブレーキ…昔と違う! いまどきのブレーキ事情って?

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ここ10年の自動車部品売上の伸長率についてですが、ディスクパッド(いわゆるブレーキパッド)は83.7%と大幅な落ち込みを見せているのです。
部品総計でも90.1%ということから考えても極めて低水準で、アイドリングストップ車の普及などにより、120%以上の伸びを見せるバッテリーと比較すると対照的なデータです。

 

なぜ、ブレーキパッドが売れない?


この背景には、ハイブリッド車の登場と広がりがあります。
ハイブリッド車には、回生協調ブレーキが採用されており、一般的にブレーキパッドがあまり減らない機構となっているのです。
通常のブレーキは、ブレーキペダルを踏んでいれば、ブレーキの温度が上がり、成分が分解されてパッドが摩耗します。
これに対して、回生協調ブレーキはモーターの抵抗で減速し、停止際だけパッドを使うので温度が上がらないのです。
温度が上がらないので、当然パッドも減りづらく、ユーザーにとってはありがたいシステムだといえるでしょう。
その昔、教習所に通っていた時のことを思い出すと、長い下り坂ではフットブレーキだけで下りると危ないからエンジンブレーキを併用するようにと習った記憶があります。
今考えると、ブレーキが熱を持ち、フェードやベーパーロックという現象が起き、ブレーキが効かなくなるからだとわかります。
しかし、これがハイブリッド車になると、温度が上がらないので、理屈上はフェードやベーパーロックは起こりづらくなるのです。
それは、実際に走り終えた直後のクルマのブレーキキャリパーの温度でも体感できるということですね。
ハイブリッド車が珍しくなくなり、教習所の話も今は昔、時代は変わったようです。

また、ハイブリッド車に加えて、俗に「ワンペダル」と呼ばれる機構を持ったクルマも登場しています。
日産ノートに搭載されたe-POWERというシステムなどがそれにあたるのです。
本来は回生発電のためのものですが、アクセルワークだけで減速ができる機構のことを指すのです。
アクセルを戻すだけで、ブレーキがかかり停止もするということです。
環境や安全性にとっては良いことなのですが、ブレーキ屋さんにとっては悩ましいところだといえるでしょう。

これらのクルマが急速に普及することによって、なかなかブレーキパッドが減らなくなったのです。
当然、交換する頻度は少なくなりブレーキパッドの売上は減少しているというわけですね。

 

ブレーキもコンピュータが制御する


最近のクルマはコンピュータで様々な制御がなされていることは、何となく想像がつくところです。ブレーキに関しても例外ではなく、『ESC』や 『EBD』というシステムが多くのクルマで採用されています。

ESCは横滑り防止装置で、横滑りを感知すると、各車輪に適切にブレーキをかけて、クルマを理想的な進行方向に修正、維持するものです。
一方、EBDはABSの安全性をより高めるための機構で、その時の乗員数や積載重量などにあわせて、ブレーキの配分を最適に制御します。
要するに、クルマが勝手にブレーキの効率を良くしたり、クルマの挙動を安定させてくれるものなのです。
実際に乗っている時に、このシステムが作動していることに気づく人はほとんどいないでしょう。
せいぜい乗り心地が良くなったとか、運転しやすいような感じがすると思う程度なのです。

 

コンピュータ制御がもたらすモノ


ブレーキをコンピュータで制御することによって、どんなことが起こるのでしょうか。
コンピュータで制御することで、四輪のブレーキがそれぞれ効率的で適正な仕事をするようになります。
これによってもたらされるのが、『リヤ』のブレーキが消耗することです。
乱暴な言い方をすると、その昔はフロントブレーキが全体の8割以上の仕事をしていて、リヤのパッドやライニング(ドラム式ブレーキの摩擦材)はほとんど減らなかったのです。
こういった機構の採用が拡大して、車種によってはリヤのディスクパッドの消費が3年で4倍になったものもあり、ひと昔前とは違った様相を見せているということですね。

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