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変な話ですが・・日本や欧州に対しては「売る気」のない米国メーカー

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アメリカ車が今の何倍も売れるようになるかと言えば、その可能性は限りなく薄いと言えます。
というのも、当事者であるアメリカの自動車メーカーが、日本やヨーロッパなど他国に売り込む気がまったくないからです。


米国メーカーは売る気なし!


すでに日本から撤退済みのフォードはもはやお話にならないとして、キャデラックやシボレーを日本で売るGMも今やアメリカでの右ハンドルモデルの製造はやめています。
日本やイギリスのような左側通行の国でも左ハンドルモデルだけを売るという有様なのです。
ちなみにGMはドイツ車のオペル、フォードは欧州フォードと、右ハンドル車を用意できるディヴィジョンを持っているのですが、それでは「アメリカ産のクルマを買え」というトランプ大統領のゴリ押しの材料にはなりません。


日本での販売網が弱いのもネック!


キャデラックの場合、正規ディーラーは17店舗しかありません。
その大半が大都市圏に集中しているのです。
新たに2店舗新規オープンするとのことだが、それでもたったの19拠点にしかすぎません。

アメリカ車的なクルマが好きで、左ハンドルでも構わず、リセールバリューは低くても気にせず、さらにディーラーがたまたま近くにあって、アメリカ価格より相当高価と、これだけ制約が多ければ、いくらアメ車が商品としてニッチに受け入れられそうな部分があっても、到底売れるものではありません。
フェラーリに販売台数で負けるという昨今のアメ車の販売台数は、まさに実力値そのものなのです。


トランプ大統領に強烈なブーメラン!


このアメリカの自動車メーカーの「やる気」のなさは、日本にアメリカ車を買えと迫るトランプ大統領にとっては“急所”とも言えます。
日本側はアメリカ車を何台くらい売るかというミニマムアクセスについては絶対に回避するべきなのです。
その上で、かねてからアメリカが不満に思っている日本のディーラー網の閉鎖性を少し緩めるなどの譲歩案を出すのは、相手を納得させるのに効果的でしょう。

日本自動車メーカーの店頭にアメリカ車を展示してみれば?
トヨタ、日産、ホンダなどの店頭に、試しにアメリカ車を展示してみればいいのです。
撤退したフォードのクルマも置いてあげればいいでしょう。
左ハンドルのみというのはいかんともし難いのですが、価格を本国並みに安くすれば、少しは顧客に振り向いてもらえるかもしれません。
そして、万が一アメ車の販売が伸びれば、相手の気も晴れてめでたしめでたしとなるのです。

売れなければ売れないで、ここまで便宜を図ったのに売れないのは「右ハンドルも作らないアメリカ車メーカーの怠慢が原因だ」と堂々と言い切ることができます。
そのときにトランプ大統領がそれでも無理筋を通そうとするか、ビジネスマン出身大統領として赤っ恥をかかされたことで「怒りの矛先」がアメリカ車メーカーに向くかは未知数です。
それまでには日本とアメリカのFTA(自由貿易協定)もフィックスされているであろうし、十分その時間稼ぎにはなるはずですね。